スチームパンク×スパイという異色のコラボ!その映像美に濃密なストーリー構成!
アニメではよくあるけども、現実では実在しているのか分からない職業ってチラホラありますよね。今回はそんな職業の中のスパイ物のアニメについて語っていこうと思います。
簡単なあらすじ
時は19世紀末。とある国では「ケイバーライト」と言われる特定範囲内を無重力状態に出来る新たな動力源を手に入れる。その力を使い世界の勢力図を一変させていく一方で、国内でも革命が起き、国は王国勢力と共和国勢力に2分される。同じ国内で表立っての戦争は出来ない中、スパイを使っての影の戦争が長期に渡って行われる。主人公達も上層部からの指示を受け、スパイとしての活動をしていく中で王国の王女と出会うのだが…。
ココが面白い!
まずはなんと言っても、物語の舞台。蒸気機関が発達した19世紀末の世界で、登場する機械も全てスチームパンク仕様。背景や道具、乗り物を観るだけでも楽しめる世界観で魅せる、縦横無尽に駆けるスパイアクション。躍動感溢れる映像には興奮が隠せない。
そしてそれにベストマッチした音楽。物語の世界観に一気に引きずり込まされる音楽は流石梶浦由記さんが手がけている作品の1つだと思う。この音楽のセンスがなければ、この物語はここまで魅力的なものにはなっていなかっただろう。
キャラクター達もその動きや音楽に負けない魅力を持っている。物語が進むにつれて少しづつ分かっていく主人公達の過去は、その舞台裏を知って現在があると思うと感慨深い物があるのではないだろうか…。
アニメの12話だけでもかなり面白いのだが、劇場版6部作で物語が続いていく。現在(21年9月)の時点では劇場版の2部が公開されたばかりだが、既に話がかなり面白い。どのような結末を迎えるのか、非常に楽しみな作品の1つである。