何もかもが嫌になる。
そんな時でも漫画は寄り添ってくれる。
悪いことというのは何かと重なるもので、そういう時はなぜか考え方まで悪い方に偏っていく。やめればいいのにその状態で日頃考えないような事までも考えてしまうと、漠然とした不安に呑み込まれてしまう。今回は、そんな誰もが体験したことがあるようなお話。
簡単なあらすじ
和泉澄、職業:フリーター。人付き合いが苦手で、友達と言える友達はゼロ。人からどう思われているかを気にしながら今日もただ漠然と生きている。将来や、明日のことさえ不安に思いながらも今日もなんとかバイト先へと向かうのだった…
ここが面白い
人はなぜ生きるのか、そんなこと誰にもわからないし、この漫画を読んでもその答えの一例が描かれているわけでもない。しかし、そういった大きなことに漠然とした不安を抱くことは実は結構多くの人が経験するものである(クオーターライフクライシスという名前も付いているほどだ)。それなのに、多くの人はそういった悩みを持つのが自分だけだと思ってしまいがちである。そんな時に、『貴方だけじゃないんだよ?皆同じような不安を何かしら抱えているんだよ?だから安心して。』と寄り添ってくれえるのがこの作品の魅力である。漫画やアニメから勇気や希望をもらうのもいい。しかし、たまにはこういう作品で前へと進むのを少しだけ休憩してみてはどうだろうか?
漫画:なんで生きてるかわからない人 和泉澄25歳
https://www.amazon.co.jp/dp/B07JVF23M1/ref=cm_sw_r_cp_tai_YV19ASSYVCDFD4WSD18D