おすすめの漫画やアニメを
実際に読んだり観たりした上で
独断と偏見を元に勝手にレビューします!

おすすめの漫画やアニメを
実際に読んだり観たりした上で
独断と偏見を元に勝手にレビューします!

終末ツーリング

ARASUJI / MIDOKORO

たとえ世界が終わっても
ツーリングの楽しさは終わらない!

世間では何度目かの緊急事態宣言が解除となりました。気温も徐々に下がってきており、ツーリングなどの遠出にはもってこいの時期になったのではないでしょうか。皆さんは、バイクに乗ってどこへでもいけるとしたらどこへ向かいたいですか?では、世界が滅んだあとだったらバイクに乗ってどこに向かいたいですか?今回は、そんなお話です。

簡単なあらすじ

2人の少女、ヨーコとアイリはバイクのセロ−225に乗って今日も旅をする。彼女達が行くのは誰もいない酷く朽ち果てた終末世界。しかし、その景色からはどこか過去の様子も窺える。度々の困難に立ち向かいながら、今日も2人はセローで旅をする。

ここが面白い

物語の舞台はどこか見慣れた街なのだが、今から何年後の街並みなんだろうかと考させられる背景の描写に目を惹かれる。かつては人が生きていた世界、でも現在は生き残ることが困難になった世界でセローに乗って駆けていく様子は、現在のなんでもある世界で生きるよりも楽しそうに見える。物語の舞台は未来なのだが、その中で現在の世界(実在する場所や建築物等)との比較になる描写も度々登場し、あの建物が将来的にこのようになるかもしれないのかと思わされる描写もまた見事である。日頃見慣れた道でも、世界が世界が終わった後で走ってみるとどのような発見が得られるのだろうかと、自分が日頃通る道でも想像を掻き立てられる作品ではないだろうか。

コメントする