親子とは、家族とは、生きるとは
涙を流して考える１２０分！
人には時に、泣きたくなる時がある。大きなミスをしてしまった時。仲が良い人と離れてしまった時。努力をしても結果が実らなかった時。このような時は涙を流して泣いてしまうと気持ちがスッキリするものである。さて今回は、涙を流したいときに見てほしいアニメ映画のご紹介。
簡単なあらすじ
主人公のマキアはイオルフの里に住む少女。この里に住む者は皆10代や20代の容姿をしているが、何百年も生き続ける長寿の種族である。ある日、イオルフの村が襲撃される。マキアは命からがら襲撃から逃げ出すことが出来たのだが、逃げた先で人の泣き声を耳にする。声のする方へ行ってみると、そこには亡くなった母親に抱き締められた赤ちゃんがいて…
ここが面白い
約2時間という映画の中で、こうも美しく1人の人間の生き方を、心理描写を描き切れるのかと感心させられる。その分、物語自体の展開が急過ぎたり速すぎるのではと感じる場面もあるが、物語ラストの大きな感動の波に飲まれた時、そのような不満が些事に感じるのではないだろうか。
作品全体の世界観や、音、色彩具合からも非常に優しい印象を受けられ、見終わった後に、心が暖かくなり頑張って生きてみようと見終えるたびに感じる。
また、私は男性なのだが、この作品は女性の方が感じるものは多い作品のような気がする。女性の主人公の視点で進むストーリーを女性の監督が優しく描いたそんな作品を、ぜひ涙とともに見ていただきたい。
アニメ；さよならの朝に約束の花をかざろう
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